鳥刺しの日は、さつま汁を添えて
鳥刺しを主菜にするなら、ご飯などの主食、野菜の副菜、汁物をそろえるとバランスのよい献立になります。鹿児島らしくするなら、鶏肉の味噌汁「さつま汁」や、さつまいもを揚げた「がね」など、郷土料理と組み合わせるのもおすすめです。
「鳥刺しの日は、ほかに何を作ればいい?」「付け合わせは何が合う?」と迷ったときのために、献立の組み立て方と具体例を紹介します。生の鳥刺しと一緒に食卓に並べるときの、衛生面の注意点もまとめました。
主食・主菜・副菜をそろえる考え方は、「食生活指針」による
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鳥刺しの献立は、主食・主菜・副菜で考える
文部科学省・厚生労働省・農林水産省が定めた「食生活指針」は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとることを勧めています。鳥刺しは肉のおかずなので、献立の中では主菜にあたります。
鳥刺しを主菜にしたら、ご飯などの主食と、野菜やいも、海藻などを使った副菜を組み合わせましょう。汁物を添えると、食卓に温かい料理が加わり、生で食べる鳥刺しとの対比も楽しめます。
出典:農林水産省「食生活指針について」
農林水産省「『食事バランスガイド』について」
鹿児島らしい組み合わせ
鳥刺しの献立を鹿児島らしくするなら、同じ地域の郷土料理と組み合わせるのがおすすめです。農林水産省の「うちの郷土料理」には、鹿児島県の料理として次のようなものが紹介されています。
| 料理 | どんな料理? | 献立での役割 |
|---|---|---|
| さつま汁 | 鶏肉を使った具だくさんの味噌汁 | 汁物。野菜も一緒にとれる |
| がね | さつまいもや野菜を太めの千切りにし、衣をつけて揚げた料理。甘めの味付け | 副菜。揚げ物で食べごたえを足す |
| 鶏飯(けいはん) | 奄美大島の料理。ご飯にほぐした鶏肉や薬味をのせ、鶏ガラスープをかけて食べる | 主食。鶏づくしの献立になる |
さつま汁は、鳥刺しと同じく、鹿児島で鶏料理が身近だったことを伝える料理です。

出典:農林水産省「うちの郷土料理・さつま汁 鹿児島県」
農林水産省「うちの郷土料理・がね 鹿児島県」
農林水産省「うちの郷土料理・鶏飯 鹿児島県」
鳥刺しの献立例4パターン
1. 定番の和定食風
ご飯、鳥刺し、さつま汁(または具だくさんの味噌汁)、青菜のおひたし。いちばん組み立てやすい基本の献立です。汁物で野菜をたっぷりとれるので、副菜は1品でも整います。
2. 鹿児島の郷土料理づくし
鶏飯、鳥刺し、がね、漬物。主食の鶏飯と主菜の鳥刺しで、鶏をいろいろな食べ方で楽しめる献立です。がねのさつまいもの甘みが、甘口醤油で食べる鳥刺しとよく合います。
3. あっさり軽めの献立
ご飯、ささみやむねの鳥刺し、豆腐とわかめの味噌汁、きゅうりと大根の浅漬け。脂の少ない部位を選び、副菜と汁物もさっぱりまとめた献立です。

4. 晩酌向けのおつまみ献立
鳥刺し、さつま揚げ、冷ややっこ、きゅうりの酢の物、締めに鶏飯。刺身を前菜として少しずつ楽しむ献立です。温かい一品を入れると、冷たい料理ばかりになりません。
副菜は役割で選ぶと簡単
あと一品に迷ったら、足りない役割から選びましょう。主菜が冷たい料理なので、温かい副菜や汁物を1つ入れると全体がまとまります。
- さっぱりさせる一品:酢の物、浅漬け、大根おろし
- 温かい一品:味噌汁、茶碗蒸し、焼きなす
- 食べごたえを足す一品:がね、さつま揚げ、卵焼き
魚の刺身など、生で食べる料理をさらに重ねるより、火を通したレシピを合わせるほうが、献立のバランスをとりやすくなります。
主食と主菜をひとつにまとめたいなら、ご飯にのせる丼のアレンジもあります。

鳥刺しと一緒に並べるときの注意
献立を作るときは、調理の順番にも気を付けましょう。厚生労働省は、生の肉を切った包丁やまな板を洗わずに、野菜など生で食べる食品や調理済みの食品を切らないよう呼びかけています。
- 汁物・加熱する副菜を作るさつま汁やがねなど、火を使う料理を先に
- 生で食べる副菜・薬味を切る浅漬けやサラダ、薬味は鳥刺しより先に
- 最後に鳥刺しを切って盛る食べる直前に冷蔵庫から出す
- 取り箸を分けて食卓へ鳥刺し用の箸を、ほかの料理に使わない
調理器具の扱いは、厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」による
子どもや高齢者、体調の優れない人がいる場合は、その人の分の鶏肉を加熱料理にするなど、献立で工夫しましょう。

鳥刺しの献立に関するよくある質問
鳥刺しに合う汁物は?
鹿児島らしさを出すなら、鶏肉を使った具だくさんの味噌汁「さつま汁」がおすすめです。手軽に作るなら、豆腐やわかめ、根菜の味噌汁でもよく合います。
献立は前日から準備してもいい?
汁物や加熱した副菜は、前日に作って冷蔵庫で保存しておけます。鳥刺しは作り置きせず、食べる直前に冷蔵庫から出して盛り付けましょう。
鳥刺しを持ち帰りで買えるお店は、次の一覧から探せます。
献立に合わせて鳥刺しを買ってくるときは、買ってから食卓に出すまでの保冷と保存の目安を、次の記事で確かめておくと安心です。

鳥刺しは主菜に、郷土料理と組み合わせて
鳥刺しの献立は、ご飯などの主食、野菜の副菜、汁物を組み合わせると整います。鹿児島らしくするなら、さつま汁やがね、鶏飯などの郷土料理を合わせてみましょう。
調理は、加熱する料理と生で食べる副菜を先に作り、鳥刺しは最後に切って盛り付けます。取り箸を分け、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
