【全国487人に聞いた】鳥刺しを食べないのはなぜ?気になる理由と本音
トリサシサツマ編集部

食べない理由は、味より「生」への抵抗

鳥刺しを食べたことがない269人に、理由を聞きました。1位は「生の鶏肉に抵抗がある」の53.9%、2位は「食中毒が心配」の53.5%。それでも、37.9%は「食べてみたい」と答えています。

食べない人は、みんな鳥刺しを嫌っているのでしょうか。理由の組み合わせを見ていくと、「こわいから食べない人」と「出会っていないだけの人」に、きれいに分かれました。

この記事は、トリサシサツマが全国の487人に行ったアンケートの結果です。調査の方法と全体の結果は、アンケート結果のまとめにあります。

食べない理由のトップ3

設問は複数回答です。当てはまるものをすべて選んでもらいました。

グラフ:鳥刺しを食べていない理由。生の鶏肉に抵抗がある53.9%、食中毒が心配53.5%、食べる機会がなかった46.1%、近くに店がない28.3%、知らなかった20.4%、味に興味がない4.5%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

「抵抗がある」と「食中毒が心配」が、ほぼ同じ数で並びました。3位は「食べる機会がなかった」の46.1%です。

目を引くのは、いちばん下の「味に興味がない」。選んだ人は12人(4.5%)しかいません。味が理由で食べない人は、ほとんどいませんでした。

「こわい派」と「出会っていない派」

複数回答なので、選び方の組み合わせで分けてみました。

グラフ:食べていない理由の組み合わせ。「抵抗がある」と「食中毒が心配」の両方45.4%、機会・店・知らなかっただけ37.9%、「抵抗がある」だけ8.6%、「食中毒が心配」だけ8.2%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

「抵抗がある」と「食中毒が心配」の両方を選んだ人が45.4%。これが、いちばん大きなグループです。

次に多いのが、「機会がなかった」「近くに店がない」「知らなかった」だけを選んだ人で、37.9%でした。この人たちは、こわいとも抵抗があるとも答えていません。食べていないのは、出会っていないからです。

男性の1位は「機会がなかった」

男女で分けると、順位が入れ替わります。女性は「抵抗がある」と「食中毒が心配」が、どちらも57.3%で1位。男性の1位は「食べる機会がなかった」の53.7%でした。

馬刺しを食べたことがある人でも、1位は「機会がなかった」(52.6%)です。

「馬刺しやユッケは食べたことあるのに、なぜか鳥刺しは食べたことがなく、それについて知らないことばっかりでした。」40代女性・東京都

「一度は、食べてみたいとは、思ってますが・・・機会が、ありません・・・残念です。」30代女性・三重県

未経験者の37.9%が「食べてみたい」

続いて、機会があれば食べてみたいかを聞きました。食べたことがある人には、「また食べたいか」を聞いています。

グラフ:機会があれば鳥刺しを食べたいか。ぜひ食べたい:食べたことがある人33.0%・食べたことがない人6.7%、機会があれば食べたい:食べたことがある人47.7%・食べたことがない人31.2%、あまり食べたいと思わない:食べたことがある人12.8%・食べたことがない人38.3%、食べたくない:食べたことがある人6.4%・食べたことがない人23.8%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

食べたことがない人では、「ぜひ食べたい」と「機会があれば食べたい」の合計が37.9%。食べたことがある人では、80.7%が「また食べたい」と答えました。

理由によって、気持ちは大きく違う

グラフ:理由別の「鳥刺しを食べてみたい」人の割合。食べる機会がなかった(124人)55.6%、近くに店がない(76人)55.3%、この料理を知らなかった(55人)41.8%、食中毒が心配(144人)18.8%、生の鶏肉に抵抗がある(145人)15.9%、味に興味がない(12人)0.0%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

「機会がなかった」「近くに店がない」を選んだ人は、半数以上が食べてみたいと答えています。「抵抗がある」「食中毒が心配」を選んだ人では、2割以下でした。

出会っていないだけの102人に絞ると、67.6%が「食べてみたい」です。

馬刺しやユッケを食べる人ほど、興味がある

グラフ:生肉料理の経験と「鳥刺しを食べてみたい」人の割合。どれも食べたことがない(107人)19.6%、1つ(82人)43.9%、2つ(58人)51.7%、3つすべて(22人)68.2%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

馬刺し・ユッケ・レバ刺しを1つも食べたことがない人では、食べてみたい人は19.6%。3つすべてを食べた人では、68.2%でした。生肉料理に慣れている人ほど、次の一皿にも前向きです。

「ユッケが好きなので食べてみたいですが、どうしても鶏肉を生で食べることに抵抗はあります。」30代女性・東京都

「おそらく馬刺しと同じような感覚だと思います。」40代男性・福岡県

ちなみに、性別では男性が43.5%、女性が35.0%でした。

条件の1位は「衛生基準を満たしていると分かる店」

どんな条件なら食べてみたいかも聞いています。こちらは487人全員への設問です。

グラフ:どんな条件なら食べてみたいか。衛生基準を満たしていると分かる店なら70.4%、本場の地域でなら28.5%、表面をしっかりあぶったものなら26.3%、どんな条件でも食べたくない18.9%、信頼できる人にすすめられたら15.8%、条件にかかわらず食べたい3.1%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

全体の70.4%が、「衛生基準を満たしていると分かる店なら」を選びました。ほかの条件を大きく引き離しています。

グラフ:どんな条件なら食べてみたいか。衛生基準を満たしていると分かる店なら:食べたことがある人81.7%・食べたことがない人61.3%、本場の地域でなら:食べたことがある人39.4%・食べたことがない人19.7%、表面をしっかりあぶったものなら:食べたことがある人25.7%・食べたことがない人26.8%、信頼できる人にすすめられたら:食べたことがある人19.7%・食べたことがない人12.6%、どんな条件でも食べたくない:食べたことがある人7.3%・食べたことがない人28.3%、条件にかかわらず食べたい:食べたことがある人3.2%・食べたことがない人3.0%(トリサシサツマ調べ、2026年10月)

経験者と未経験者で比べると、「本場の地域でなら」に差が出ました。経験者は39.4%、未経験者は19.7%です。一度食べた人ほど、本場で食べてみたくなるようです。

「表面をしっかりあぶったものなら」は、どちらも26%前後で変わりません。

「あまり食べたいと思わない」人も、条件は挙げている

面白いのは、「あまり食べたいと思わない」と答えた未経験者の103人です。このうち78.6%が、何かしらの条件を選んでいました。絶対に食べない、というわけではありません。

「衛生面が基準などの設定により担保されているところがあれば、一度食べてみたいという興味はあります。」30代男性・兵庫県

「馬刺しやユッケのように衛生基準が整備され、安全性を判断しやすくなるまでは、積極的に食べたいとは思いません。」30代男性・神奈川県

「家族で食べるのではなく私だけなら1度は食べてみてもいいかなくらいですw」20代男性・新潟県

「どんな条件でも食べたくない」は18.9%

「どんな条件でも食べたくない」を選んだ人は、全体の18.9%でした。食べたことがない人では28.3%、食べたことがある人では7.3%です。

「生で食べる鶏肉料理に対して衛生基準があるかもしれませんが、ヒューマンエラーはあるものです。」50代男性・愛知県

「いくら新鮮で安全だと言われても、鳥刺しを食べることには多少の勇気が必要です。」50代女性・兵庫県

「馬刺しは好きだけど、鳥刺しはちょっと抵抗があります!」40代女性・福岡県

こうした判断は、もっともです。基準を満たした店でも、食中毒のリスクがなくなるわけではありません。厚生労働省は、鶏肉を中心部まで加熱するよう呼びかけています。

子どもや高齢者、妊娠中の人、体調がすぐれない人は、控える判断が必要です。原因と防ぎ方は、次の記事にまとめています。

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出典:厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」

アンケートのほかの結果

「衛生基準を満たしていると分かる店なら」が1位でした。では、その基準や法律のことは、どのくらい知られているのでしょうか。次の記事で見ていきます。

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このアンケートは、鳥刺しを食べることをすすめる目的のものではありません。数字とグラフは、出典として「トリサシサツマ」の名前とリンクを付ければ引用できます。